昨年の三月から新しい環境で仕事をはじめました。
アメリカにきて、博士研究員として実験をする研究者としてです。
最初からやる気は満々、楽しいことがあるだろうと思い希望をもって仕事を始めました。
実際に仕事を始めると、様々な制限があったり、苦しいこともあったり、理不尽なこともあったりしましたが、とにかくしっかり仕事をしないと、という気持ちもりましたし、心身共に充実していましたので、土日も休まずに結局 200 連勤を超えて仕事に没頭していました。
仕事は実験ですからうまくいくこともうまくいかないこともあります。
成果はなかなか出ませんでした。理不尽なこと、今後振り返りながらこのブログにも書いていきますが、もたくさんありました。成果が出ない、だんだん疲れている。でも、仕事は楽しいと思えるし、頑張るしかない。
一人で奮闘して、一人で同じような作業を繰り返し、繰り返し、繰り返し…。
全然うまくいかないものの、ただただ続けていました。
疲れがたまっているのにもよく気づかず。
ある日、実験をいつも通りしていましたが、うまくいきませんでした。それはうまくいくこともうまくいかないこともある類の実験で、誰が悪いわけでもなければ、まぁ仕方がないことです。
しかし、その結果を見た途端、なにかが頭の中で叫びました。ノートに文字を一文字も書けなくなりました。頭の中で何かが壊れました。
一生懸命やって、自分は楽しいつもりで、大きなストレスでもなかったと思い込んでいたのでしょう。実際にはたまりにたまった疲れ、我慢していた理不尽ややりにくさ、得られない成果、ほとんどえられない報酬…あるいみ気になっていなかった孤独、、抑え込んでいたものが、外側にではなく、内側に炸裂するように、自分が壊れた瞬間がわかりました。
これはまずい、そう感じることはできましたが、もう手も動きません。
そうして、私は、新しい職場で無理をしておよそ 210 連勤したところで、唐突に燃え尽きました。
このブログは開設して長らく放置していましたが、これは書こうと思ってもかけなかったからです。回復するのに時間もかかりましたし、その後もまだ振り返る余裕がなかったからです。
しかし、日記や雑記はかろうじてつけていて記録もあります。
少しずつこのブログを埋め、過去の日付で仮想的に振り返りつつ、燃え尽きや鬱、メンタルと労働などについて、このブログで私なりに考察していきたいと思います。
私自身が医者で研究者なので、精神衛生に関する文献や研究も紹介していきたいなと思います。
この日記は実際には 2019年5月3日(金) に書いていますが、燃え尽きた 2018年9月14日付で公開をします。このブログの日付は、書いた日ではない形で組み立てていきたいと思います。