人生がつらい。何をやってもうまくいかない。自分がなんにもできない。そもそも生きている意味なんてあるんだろうか…。こんな気持ちを抱えていませんか？そういうことになったことはありませんか。
それ、症状かも知れません
この記事を読んでくれているあなたへ、伝えたいことがあります。それは、あなたが抱えている感情、やうまくいっていない状況、それ自体が鬱病などの症状かもしれないということです。
症状については別のポストでも簡単に診断基準について書いています。
精神の病をなめないこと
私たちは日々の生活の中で、さまざまな問題やストレスに直面します。それらによって時々落ち込んだり、焦ったりするのは、人間として当然の反応です。しかし、そのつらさが持続し、生活に影響を及ぼし、自分自身を否定するような感情になってしまうとき、それは心の病、特に「鬱病」などの精神の疾患のサインかもしれません。
そのことに気づくことは、とても大切です。なぜなら、それが治療への第一歩、すなわち回復への第一歩となるからです。自己否定や自己嫌悪が強くなると、それ自体があなたの視界を曇らせ、症状としての自覚を阻むことがあります。それが「自分がダメな人間だからだ」という誤った認識を強めてしまうこともあります。
しかし、その感情が「症状」、つまり「病気のせい」であると気づくことで、自分自身を責め続けることから解放される可能性があります。自分がうまくできないのは、自分がダメな人間だからではなく、病気によって心がとても重荷を背負っているからです。
症状だと気付くこと
症状であることを認識したらどうするか。次に必要なのは休息です。心身の健康を回復するためには、適切な休息が必要不可欠です。とにかく寝る！何もせずに過ごす時間、リラクゼーションの時間、それらを大切にすることが、こころと体調の回復に繋がります。
専門家にも相談しよう
最後にとても重要なこととして、専門家の助けを求めることを躊躇しないこと。自分一人で解決しようとせず、医療機関や心理カウンセラーなどのプロフェッショナルの助けを利用することが、回復を早めることに繋がることも多いでしょう。
とにかく平穏を
心の病は、肉体的な病気と同じく真剣に受け止めるべきものです。残念ながら誰もがそれに対して理解を示すわけではありませんが、それが体験や苦痛を否定するものではありません。心の病の苦しみ自体が本物であるという認識をもって、自己受容を始めることが大切です。
今抱えている感情が、心の病の症状である可能性があるなら、まずはその事実を認めてみてください。自分を責めないでください。そして、必要なら専門家の助けを求めてください。あなたの苦痛はリアルで、病気によるもので、求めればそれに対する援助もリアルです。
つらい時期はどうしようもないものですが、後から考えると、心にやさしく、自分自身に対する理解を深める良い機会でもあります。自分自身の心に耳を傾け、自分が必要としているケアを受け入れることが、回復への道筋となります。
